「生きる2005」in 両国国技館

行ってきました。思いのほか長くなったので↓からドウゾ。

風邪気味というのもあって朝から並ぶのが嫌だったのでのんびり出かけたんですが、到着すると国技館はエライことに…タイミングがよかったせいか見易い席に当たったのでよかったですけれども。明らかにジャニオタな層と、石原プロオタらしき層と、見た目だけでは判別不能な層、それに加えて「何の目的でこのイベントに?米目当て?」な層が入り乱れていてどうしたらいいのかわからず最後列に向かうまでの間かなり挙動不審だった私。ちなみに後ろに並んだのは東北地方からいらっしゃていた40代の石原プロファンのオバサマ3人組でした。「渡さんが〜」「真駒内の時は〜」と話に花を咲かせていらっしゃいました。やっぱりどんなオタにも遠征はつきものなんだネ…。隣の席になったのは最後の「謎」の層のおじさん。こういう無料招待イベントに片っ端から応募しているみたいで、カバンの中からいろんな切抜きやパンフレットが出てきました…。怪しい…。しかも荷物も「え、このカバンだけ持って生活してます?」ぐらい大きい(笑)。静かで無害な人だったのでよかったですが最初緊張しました(笑)。


国技館に来るのは初めての経験です。国技館といえば思い出すのは学生時代のサークルの先輩。相撲オタで、「アタシは絶対力士と結婚する!でも力士以外のデブはいや!」と豪語していらっしゃいました。彼女は他にもいろんな伝説の持ち主なのですがここでは割愛。相撲愛好会にも在籍し、そのコネで国技館でアルバイトしある日本当に力士を逆ナンして合コンに持ち込んだという…その後どうなったのかわかりませんが。


風邪薬のせいで意識が朦朧としかけていた頃ようやくイベントがスタート。小児がん(骨髄ドナー)についての教育的映像や講演のあと、ビッグバンドの演奏による「西部警察」のテーマとともに司会進行の神田正輝が登場。おおっ、一度は松田聖子の夫と呼ばれた男!ねぇ、SAYAKAと聖子は今どうなってるの!?と正輝に質問を浴びせたい気持ちで胸がいっぱいに。・・・そして唐突に、チビッコの頃神田正輝が好きだったという記憶から抹消したはずの事実が脳裏にフラッシュバック!ひぇぇぇぇ〜〜〜…。石原プロは私にとって鬼門でした!


TOKYO FM少年合唱団の歌と、徳重聡の挨拶に続いて石原プロ若手軍団による演舞もつつがなく終了(余談ですがあの中じゃワタクシ金児担です)。いよいよ関ジャニ∞国技館に!と鼻息荒くスタンバったところ…


正輝「急遽かけつけてくれました…」
え、エイトって最初から決まってたのでは?
「和服の色っぽい…女性です!」


え、女性って?


登場したのは演歌歌手の石原詢子さん。
…ご、ごめんなさい、初めて存じあげました…。会場からなんとなく漂う「ええっ、エイトじゃないの?」の空気。彼女もとっても出にくいタイミングで出演することになってしまったのではないかと推察。トイレに行こうかと思いましたがなんとなく不憫で(余計なお世話)立つタイミングを失っているうちに4曲終了…。しかし、演歌ってなんでどれも同じに聞こえるのかね?じーさんばーさんがテクノとか聴いたら同じように思うんだろうけど…。


そして今度こそ、今度こそエイトさんの登場!
マイクスタンドを持った影を7つ確認。に、錦戸さんがいる!期待してなかっただけに嬉しさひとしお。だって久しぶりなんですもの☆
「いつもは素直になれないこんな俺だけど、今日だけはFor you」的な気持ちで言っちゃってもいいでしょうか。


錦戸さん……か、カワエエ*:.。.:*・゜゜・


ドラマの話を振ってもらって、ハキハキと答える錦戸さん。ウン、100点満点の優等生だヨ☆「熟年離婚」のPRまで…アンタ…営業ぶりがいじらしくて涙が出そうです。
曲は「好きやねん」〜(ダンスメドレー)〜「桜援歌」〜「レイニーブルース」のメドレーと「いろは節」の4曲。「好きやねん」で錦戸さんがいい笑顔でめちゃめちゃ楽しそうに歌って踊ってるのみたらここ最近の疲れも吹っ飛びました。「桜援歌」の「♪いつか〜風に」のところの踊りがかなーりヘッポコで微笑ましかったです(笑)。「いろは」の時に後ろにいたビッグバンドのメンバーのオジサマがニコニコしてらしたのでこっちまで嬉しくなりました。トークもちゃんとまんべんなく話をしてしっかりしてましたし、思ったより出番も長くてとっても満足でした。
とりあえず、錦戸亮「好きやねぇぇ〜んっ!」国技館に轟いて感無量……。


一仕事終えた気分でホッと息つく…間もなく、続いては舘ひろし様のご登場。こりゃ〜ええもん見せてもらえそうだわ〜と気軽な気持ちでステージを眺めていたのですが…こりゃ大変!姐さん、ボンヤリしてる場合じゃ〜ありませんゼ!
「Stand by me」やあぶデカ(映画)のエンディングテーマを含む3曲をまず熱唱。正輝との軽快なトークのあとにまさかのアレがきましたよ。「そんな…心の準備が出来てないわ…だって初めてだもん…」なんて生娘のようにもったいぶりつつ動揺、そんなウブな気持ちを野獣のように強引に押し切っておっぱじまったそれは…それは…


「泣かないで」


ギャー!!!
頭の中で叫んでしまいました。まさか生きてる間にこの曲を生で聴く機会が訪れるなんて!?(順番でいけば私の方がひろしより長生きすると思うけど)しかもエイト目当てで臨んだイベントなのに…オーマイガッド!
「♪お前の好きだった、チャイニーズテヒィィィ〜」が生で聴けるなんて…ワタクシ、微動だに出来ずひろしに釘付けでした。いや、「Stand by me」での殺人的パフォーマンスでとっくに犯られていたと言っても過言ではないかもしれません…キャッ☆石原プロの若手も若いつってもエイトに比べると男エキス濃いよなぁ〜なんて感心して見てましたけど、んもーひろしは年季の入り方が違う。そんじょそこらの若造が束になってかかっていっても太刀打ちできない濃厚エキスです。発酵までしています。小児がん征圧イベントだというのにこんなもんお子様に見せていいんでしょうか。


「♪ナカァッ、ナハァイデヘェェェェ〜〜〜〜」


会場に響くムーディーなメロディーと、吐息のようなひろしの歌声。
前に進みたいのか進みたくないのかわからない、そもそも前後なのか上下なのかわからないひろしの腰の動きと魅惑のステージングを堪能していたら、ひろしのことが好きなのか嫌いなのかわからなくなりました(いや、元々嫌いではない)。時折ガマガエルにも水牛にも錯覚しそうになる男、ひろし。なのに「ダンディー」という称号を欲しいままにする男、ひろし……。1曲1曲の間に必ず水を飲んで休息する背中が、1回1回は濃厚だけど回数はもう…な中年男の哀愁を感じさせます。


ひろしのオンステージが終わって、NHKから駆けつけたという林家いっ平が登場してもひろしの毒気に中てられたらしくいっ平どころではありませんでした。ゴメン、いっ平…。


エンディングの「上を向いて歩こう」で再びゲストが登場するころには正気をなんとか取り戻しました。ハァ。いや、いっ平の麺類ネタも面白かったですヨ。ただちょっと上の空だったけど…。エイトさん達は若手軍団の人々と交流したりされているようでした。正直私はこういう会場全体が善意に包まれねばならないような空気が苦手ではあるんですが、それでも生はやっぱり楽しかったです。そして…


米2キロは重かった…(ボンカレーは嬉しかった)。


おしまい。