大ファンじゃないのに。

私は雪道を歩くのが大の苦手です。そんなわけで生まれてこの方一度もスキーに行ったことはありません…。絶対雪国にはお嫁にいけないと思っています。


午前中から予定があったので朝目覚ましをかけて起きてみると約束をしていた友人からメールが。
「雪が積もってる」
えー、ええーーーっ!?
慌てて窓の外を見ると確かに真っ白。積もっているのみならず、大粒の雪がガンガン降っています。どうしようか?とメールをやり取りすること数回、結局もう一人の友人の地元じゃバスが止まっていて身動き取れないというので予定を延期することになりました。うーむ、確かにこりゃ無理だわ…。でも、私にはもうひとつ約束があったのです。
それは…ヰ嬢に付き合って彼女の愛する宮藤官九郎さんのラジオ収録に行くというものでした。
うーむ…どうしよう…雪道歩くの苦手だしな…大ファンじゃないから別に私は行かなくても…いや、でも当日ドタキャンしたら呪われそうな…うーん、でも最初「一人で行くつもりだったし〜」なんて言ってたから別に平気かな?…いや、あれは強がりのポーズなのでは…うーん、でも私自身がムシャクシャしてるからパーッとお出かけして憂さ晴らししたいな…などしばらくウダウダ考えたあげく、結局行くことにしました(笑)。


というわけで、ヰ嬢とともに赤坂某局まで。電車は意外とすんなり来たので問題なかったんですが、徒歩が…とにかく徒歩が…ノォォーーー!滑り止めのついたブーツを履いていても超怖くて怖くてとてもスタスタ歩けません。子供の頃に雪道ですっ転んだのがトラウマなんです。うわーん!ヰ嬢はといえば「四国生まれって嘘だろ!本当は雪国育ちだろ!」というほどサクサクと私の前を進んでいきます。私…私なんでこんなおしっこチビりそうな思いして雪の中ここまで来たんだろ?大ファンでもないのに!と叫びつつなんとか辿りつくことが出来ました。寿命が縮んだー!!!(きっと雪深い地方の方が読んだら「雪をなめんなよー!」と言いたくなることでしょう。そうでしょう…)

収録はというと、スタッフの仕切りの悪さを差し引いても面白かったです。当初1時間〜1時間半の予定だったのが延びて延びて2時間。宮藤さん&港カヲルさんに加えてゲストに顔田顔彦さん、宮崎吐夢さん、村杉蝉之介さんと3人も!そりゃー延びるわな。友人や先輩がお仕事ご一緒することが多かったのもあって、大人計画の舞台を見にいったり役者さんを目にする機会も学生時代から多かったためなんとなく「キャー!」的感覚より「お懐かしゅうございます…」感が強かったです。あんなことやこんなこと、楽しかったことや辛かったことをぼんやり思い出したりして…(遠い目)。

収録が終り、局舎を出された時には既に外は真っ暗。おまけに3階の北玄関から出されましてですね、雪積もってるわガンガン降り続いてるわの中をあっぶねぇ〜階段と坂道を下りて帰れと。ハイ。普通だったらいいけどオマエら天候考えろよ!と半泣きになってキレまくり。万が一滑って転んで怪我したらT○Sを訴える!と心に誓いつつ必死で歩いて行きました。そのへっぴり腰な姿は知らない人々にも「ヤバイ・・・」と思われたらしく、同じ収録に参加していたと思われる全く知らないオネエサンにまで「手貸しましょうか?」と言われる始末。は〜ず〜か〜ち〜い〜!!!あまりの恥ずかしさと必死さでおねえさんの優しい言葉に耳を貸す余裕もなく「いっいえっ大丈夫!ホーント大丈夫ですからぁ〜〜!!!」と言語支離滅裂にお断りしました(あの時のおねえさん…ゴメンなさい。本当に余裕なかったんです)。ヰ嬢が「『ガチ○カ!』の看板撮らなくていいのぉ〜?」と余裕な発言をしても全く聞く耳持てず…。今思えば「輪○曲」の竹野内ぐらいは撮っておけばよかったかも…。


公録にあたって強制購入させられた本(私の分はヰ嬢が買ってくれました)。


身も心もすっかり凍えてようやく地元の駅に到着。温かいものが食べたかったので今日は近所の中華屋で五目汁そばでも食べるかな〜なんて思ってましたが、ヰ嬢の独断(ほぼ)で玄太の店に行くことに。玄太の店まで普通で徒歩10分ぐらいなのでさすがに今日はキツいっすよ!と反論してみましたが聞いてもらえず…トホホ。その代わりに途中のコンビニで靴下に貼るタイプのカイロを買ってくれました。やさちい☆
道が凍るのが怖いのでさすがに今日はいつもより早めに店を出ました。つっても日付変わってましたけどネ。

ご近所の雪だるまくんズ。
(雑貨屋の前にて)
(玄太の店前にて)