台北旅行1日目もぐもぐ

初日のご飯日記です。


空港から台北駅行きのバスに乗ること1時間ほど、そこからタクシー移動してホテルに着いた時にはすでに暗くなっていました。ぐったり。でもぐったりとホテルでごろごろしながらJETチャンネルで「学校へ行こう」なんか見ている場合ではないのです!限られた旅行の時間、有意義に過ごさねば…と夕食に出かけることにしました。とはいえ明朝が早かったので台北駅近くで何か簡単なものを食べよう、でも美味しいものじゃないと嫌だ!と、前から当たりをつけておいたお店に行くことにしたのですが……な、ない!歩けども歩けども見つからない。っていうかここにあるべきって場所にない…閉店時間には間に合うように猛ダッシュしたのにーー!!!…空腹と疲れで泣きそうに。どうしよう、またどこかでガイドブックを開いて徒歩圏内で他に良さそうなお店を探すか(でも、その気力なし)何も考えないで適当に入るか(でも、外れのお店だったら嫌だ)・・・と考えながら迷子の子犬のようにトボトボと台北の街を歩くわたくし。

嫌だ、お腹空いて死にそうだけど妥協するのはイヤーーーー!!!

と吹っ切れた瞬間、自分でも驚くほど機敏な動きで通りすがりのタクシーを停め、永康街へ向かいました。お目当ては小籠包です。本当は2人目の早い夕食に食べようと思っていたのだけど、もうこの際他にアイデアがないんだったら思い立った時に食べちまえ!時間には限りがあるんだもん♪
またこの時のタクシーの運ちゃんがいい人でねぇ・・・(ホロリ)書くほどの大したやり取りはしていないのだけど、おっちゃんの温かさが空腹で心細くなっていた私の心に染み入りました。人情バンザイ!

永康街で小籠包といえばやはり「鼎泰豊」というのが定番。わたくしも絶対に鼎泰豊で食べるぞ〜!と意気込んでいたのですが…なぜかですねぇ、今回は別のお店の小籠包を食べてみたい気分になりました。鼎泰豊の前の人だかりを見て「待てない!待ってたら飢え死にする!」という気持ちになったっていうのもあるんですが。
というわけで入ったのが「群香品」。こちらも事前に美味しいときいていたので…。地元の人が多くて洗練された感じではないけど、昔ながらのお店という気軽なたたずまい。店先でおっちゃんやにーちゃんが小籠包を作っています。ああーーとにかく一秒でもいいから早くわたしにメシを!と必死の形相でお店に飛び込みました。この際言葉が不自由とかそんなことはどうでもいい、そんな捨て身の気分になっていました…(笑)。
注文したのは小籠包と海老チャーハン。…む、無謀でした……(写真を見てください)。
いくら空腹だったとはいえこの量!ひとりでこれだけ食えってかーーー(って自分で注文したんですけどネ)。運んできたにーちゃんの目も何か言いたげ。「小姐よ、アンタこれをひとりで食べきるつもりかい」とでも…(被害妄想)。あー食ってやりますとも!だって美味いもの食べまくるためにここまで来たんだもーん!わき目も振らずにガツガツいきました。口の中が火傷するのも気にせず。小籠包は熱いうちに食え!ですよ。山盛りの刻みしょうがも嬉しい。隣のテーブルでは家族連れがわきあいあいと休日の夕食をとっています。その後ろでひたすら目の前の小籠包&海老チャーハンを食べ続ける言葉の不自由な日本人の女、それは私。あーもう食えん!と箸を置いた時には…ハイ、小籠包は完食しましたとも。エッヘン、どうよ!とお店中に威張りたい気持ちに。誰からも頼まれてないのに。さすがに海老チャーハンは半分ぐらいでギブアップでした…(これ以上食べたらもう美味しいと感じられないだろうというところで止めました)。肝心の小籠包はといいますと、鼎泰豊よりも若干皮は厚め(でも薄いよ)、汁ジュワジュワ〜で幸せなお味でした…。もうこの時点でわたし「何故人間の胃袋には限界があるのか!?」という苦悩で頭がいっぱいになってました。いや、限界がなかったら困るんですけど。小籠包のお店を出て「冰館」を横目に見つつ(やっぱり人だかりができてました。量が多いので1人だとつらいかなと思い今回はパス)胡椒餅のお店を探したんですが見つからず…いや、さすがにその場では食べきれないので買って帰ってホテルで食べようと思ってたんですヨ!お店の場所が変わったのかしら?それともわたしが単に見つけられなかっただけ?
ぶらぶら近辺を散歩。まだ夜も早いしまっすぐホテルに帰るのも寂しかったので、永康公園の脇にあるカフェにはいってカフェモカ飲んで帰りました。回留に行こうかと思ったけどもう店じまいしてる雰囲気だったので。帰りはバスに挑戦…しようと思いましたがさすがに疲れたのでタクシーで帰りました。明日は何食べよう?と考えつつ…。