千年茶館

中国語のレッスンの帰りに、白金台にある茶芸館「千年茶館」に寄ってきました。通りから小道を通って門をくぐると小さな庭が。敷石を歩いていくと茶神さまが奉ってあります。この茶神さま、恋愛にご利益があるのだそう!ひとりでお参りするのは恥ずかしかったので、心の中で手を合わせておきました(笑)。
茶館に入り、カウンター席(1人だったので)のある2階に案内してもらいました。「時が止まったみたい」ってよく使う表現方法ですけど、ここは本物。時が止まったというか、東京にいることさえ忘れてしまいそうな空間です。私が入ってきたときは常連風のおじさんが1人、慣れた手つきでお茶を淹れながら本を読んでいるだけだったのだけど、私がお茶を飲み始める頃にはお客さんがどんどん来てテーブルもカウンターも埋まってしまいました。
私が今回注文したのは東方美人と、軽いランチとして点心(水餃子)もいただきました。お茶は最初はお店の方が淹れてくれますが、2杯目からは自分で淹れなくてはなりません。うちの中国語の先生は台湾茶の茶会も開催しているので、ちゃんと参加しておけばよかった!と思いましたよ。一度お手伝いに行ったことはあるけど、お作法は全然気にしてなかったし・・・台北で茶芸館に行った時も全く気にせずガバガバ飲んでました・・・(笑)。作法と言っても、日本の茶道に比べたらいい意味でざっくばらんかな〜と思いますけど(笑)。丁寧にお茶を淹れて、美味しく飲めればいいんですよねきっと・・・;;素敵だなと思うのは茶壷→茶杯の間に、「茶海」→「聞茶杯」という2工程があること。茶壷にお湯入れて茶杯に注げばいいんじゃないの?と初めて茶芸館に行った時は思ったんですが、このちょっとした手間が美しいなと。今度うちの先生の茶会に参加してみようかな〜と思いました。