SHOCK感想

昨日ソワレの感想。だいたいこれで書きたいことは書いたと思うのですが、何か思い出したり日本語が妙なところを見つけたらチョコチョコ加筆修正すると思います。真面目に感想書いたの久しぶりなもんでなー。あふー。幕間や帰りの電車で思い出し思い出し携帯にメモしてたんですが、観てる時もかなり頭がとんでたので記憶違いやおぼろげなところがあるかもです。ご容赦いただきつつ読んでいただければ幸甚。

※ネタバレ注意!!!

  • 全体的なところでいうと、最初から最後まで頭のてっぺんからつま先まで舞台に立っている緊張感がみなぎっていたと思います。まぁ役者だったら至極当たり前のことではあるのですが・・・。これまでが棒立ちになりがちだったり歩き方にも緊張感抜けがちなところがあったので余計感動しました(笑)。演技に関していえばちょっと力を出せばそこそこのものは見せれる人だと思うんですよ。だから逆にこれまであまり力を入れてやってなかったんじゃないかと思ったり(笑)。細かい表情は上手いけど迫力はないかな?と思っていたのでどっちかというとテレビ向きなんじゃないかなーなんて思ってたのですが、ところがドッコイですよ。スミマセン。錦戸亮の底力を見せつけられましたよ。やれば出来る子ですよ(笑)。よくも今までパワーを出し惜しみしてやがったなコンニャローって感じです。ここまで誉めると逆に嫌味くさかったりこれから観る皆さんに過剰な期待をさせてしまったりしたら困るんですが。
  • 特筆すべきはセリフまわしの改善ぶり。それだけで、こんなに演技が堂々として見えるのか!というほどです。ここ最近見ていたのが松竹座での関西弁の舞台だったから、そのせいでセリフまわしが早口で聞き取りづらいのもあるのかな?と思ったりもしましたが、関西弁じゃなかったプレゾン「Theme Park」五郎もイマイチ何を言ってるのか聞き難かった記憶がありますし、舞台じゃないけど「Peace Wave」も聞き難かった気が。アレは変声時期のせいもあるのかしら。以前のSHOCKの時は「悪魔の子じゃない!」しか憶えてません・・・。というわけで、これまでのセリフ回しの下手さは関西弁が理由じゃなかったのではないかと。村上さんの立派なセリフまわしが良い例えです(笑)。喉声で口先だけでセリフを言うので早口に拍車をかけて聞き取りにくくなってたのが、ゆっくり目で発声をしっかりしただけでめちゃめちゃ聞きやすくなってたのです。「聞こえる!錦戸のセリフがあんなにくっきりと聞こえる!」と水に打たれたヘレンケラーのように感動。若干はやっぱり早口で聞き取りづらいところもありましたけど(笑)。
  • 舞台に立ってりゃ当たり前のことをベタ誉めし過ぎたのでここらでちょっと落としときます(笑)。えーと、ダンスはさすがに光一くんやMAと並ぶとこじんまりしてますな。ステッキ持ったりタップが入ったりすると動きがいっぱいいっぱいになる感じだし。・・・・・・あーっ!もう、誉めないなんてムリムリ!(ちょっと壊れてきた)だって私が知る錦戸史上最高に踊れてた気がするんですもの。殺気すら感じました(笑)。それはそういう雰囲気のシーンが多いからなんですけどね。奴は本気ですよ。もう鈍くさっ子のチラ見ダンスなんて誰も言わないゾ!おねーさん目頭に熱いものが・・・。エイトのクリコンあり、NEWSコンありで超過密スケジュールだったと思いますが、かといってNEWSコンでも手を抜いた感じはしませんでしたし。よくここまで頑張ったなぁと。プロとして当たり前のこと過ぎて誉め過ぎるのがかえって錦戸さんに失礼なのではないかとすら思ってしまいますが(笑)。それでも今回だけは、今回だけは誉めて誉めて誉めまくるアタイを誰も止めないでーーー!
  • はぁ。ちょっと落ち着きましたのでちょこちょこした感想を。「World Adventure」の中国のダンス、これかなりいいです。衣装もいいし、太極拳風のゆっくりした動きがなんかやらしくってグーです(笑)。スペインの前(私にはロシアっぽい音楽に聞こえたのだけど、あれもスペインの一部なんだろうか?)のタップも力強くてよかった。頭で考えながら踊ってる感じに少々ハラハラさせられましたが(笑)。スペインで光一くんも出てきて全員集合!って感じになるところは圧巻!これぞジャニーズの醍醐味的なね。そういえば光一くんの綱芸やはしご芸には「ひぇー!」と思わず口に出して見入ってしまいましたよ。はしごの時にブーン!と客席に近づくとそのまん前に東宝の会長のおっちゃんが座ってるのが面白かったです。
  • そして何よりも私がブラボー状態だったシーンは・・・ジャパネスクに他なりません!この武将スタイル、それだけで感電死しそうなほどでした。殺陣も少々頼りなげかと思いましたがいやいや立派なもんですよ!(ちょっとラブ酔で目が曇りがちです。堪忍)冷たく赦しのない表情で敵の喉元に刃を突きつけるのがこれまたゾクゾクするほど艶やかなのですわ。斬られてもいい、いやむしろ斬ってくれって感じです。壇上から光一くんを見下ろしつつ待ってる時の表情もステキ・・・花魁を乱暴にしたりして・・・ぶたれてもいい、いやむしろぶってくれって感じです。もういい加減にしろですね。アハウフフ。コウイチが光ならリョウは闇、コウイチが太陽ならリョウは月という感じ。息をするのも忘れそうなほど美しいシーンですよ。
  • 二枚目半なノリでリカにアプローチするけど全然相手にされないところもよし。一時期の別所哲也を彷彿とさせる当て馬キャラ・・・。恋も才能もコウイチには敵わず屈折していく小心者で悲しい男の生き様がピッタリです。主人公の恋人に横恋慕して陰謀を企てる役とかいいかも。大映ドラマあたりで是非お願いしたいものです。
  • 「リチャード三世」での悪役ぶりは最高・・・*:.。.:*・゜゜・
  • コウイチなき後オンブロードウェイでトップとしてステージに立つシーンや、戻ってきたコウイチとの対決的ダンスシーンでのギリギリの表情もいいです。胸の中にいろんな屈折した思いを秘めた感じがよく出ています。単に素でギリギリで踊ってるのかもしれませんが・・・自分でもちょっと誉めすぎで気持ち悪くなってきたのでちょっと意地悪言ってみましたヨ☆
  • リョウ的クライマックス、階段での激白シーン。嫉妬とコンプレックスで他ならぬ自分自身を苦しめる結果を招いてしまった悲しさや孤独感を全て吐き出すんですが・・・いやーもうここでかなりウルウルしましたよ。誰でもよっぽど自分に自信満々の人でなければ他人に嫉妬したりしたことはあるはず。そんな経験を重ね合わせて感情移入してしまったり、せつないシーンでした。実は私は一幕が終わった時点で「これ、最後はリョウが自殺しないと収拾つかない結末になったらどうしよう?」なんて思っていたのですが、まぁよくよく考えればSHOCKですし何でもアリだしそんな後味の悪い結末になるはずがありませんでした(笑)。
  • 最後のショー「It's a New World on the Earth」での海賊っぽいスタイル(?だと私は勝手に思ったのですが)も良かったです。この舞台はいろんなコスプレ的要素があるので楽しいですね。でもやっぱり私はジャパネスクでの武将スタイルがNo.1おかず大賞だと思っています。
  • 今回の舞台を観て、錦戸亮の中にプロとしての覚悟をみました。それを感じたのは実際二度目です。一度目は昨年初のNEWSコンでした。あの時も何か上手くいえませんが腹を括った感を感じたのでしたが、今回はまたちょっと違う覚悟をみました。とっても観ていて清々しい、私を元気にさせるパワーに満ちたものでした。そんなことを思いながら迎えたカーテンコールでは恥ずかしさも構わず涙・・・。応援しているタレントに対して「親心」という言葉を使うのは好きではないのですが、まさしくそんな感じかもしれません。応援している人が大変な状況にも関わらず大きな仕事を充実してやり遂げて(まだ始まったばかりですけどネ)いる様子を観て、私もとても幸せで満ち足りた気分になりました。誰かを応援する気持ちの基本ってこういうことだよなーと、改めて思い知らされた気持ちです。
  • とりあえず・・・錦戸担は帝劇へGo!ってとこでしょうか。しっかし相手がSHOCKだとGoって行って簡単に行けるもんでもありませんしね。涙。気持ちは帝劇へゴー!です(笑)。