負け犬の遠吠え

恥ずかしながら白状しますと、ワタクシ先日の破局からいわゆる女子啓蒙系の本を数多く読んでしまいました。というのも、会社の先輩に「啓蒙系の本を読み漁って心の平和を取り戻す」という立ち直り方法をアドバイスされたからなのですが・・・。普段、元気なときや恋愛が順調な時には鼻でせせら笑ってしまうような存在であった啓蒙本に今回どれだけ救われたことか。ええ、当たり前のことしか書いてないんですよ。でも「いつも笑顔を忘れないで☆」みたいな当たり前のことを、私のこと年収もスリーサイズも男性経験も何も知らない赤の他人に客観的に言われることで「うん、そうだよネ☆」と思えてしまうのだからこれまた不思議・・・フフ・・・。
ひとしきり元気を取り戻した私がふと思ったのは、前向きになる思考法はなんとなくわかった。でも、この人達(啓蒙してる人)は「決して後ろを振り返るな、2日で立ち直れ」というけど、やっぱり一度自分の失敗を振り返る必要もあるのでは・・・ということなのでした。そんな時にたまたま先日の「少子」を読み、せっかくなので「負け犬(略)」も読んでみることにしたわけなのですが・・・。ハァ(脱力)。んもービックリするぐらい私に当てはまること書いてありました。それが怖くて敢えて「この本にだけは手を出してはならぬ!」と自分に禁じてきたというのもありますが・・・。特に「何も反論できません。仰る通りでございます」というぐらいギャッフンでそれことひっくり返って腹を見せ降参してしまいそうな内容があったのでまとめて記しておきます。かなり私も荒療治というか捨て身になってネタにしている部分もあります(笑)。

1.「女性に興味はあるけれど、単にダメな人(通称ダメ夫)」にハマる。
例に挙げられているようなドメバイ男やギャンブル男ではありませんが…「私がいなくちゃ駄目なんだわ・・・」「私がこの人を変えてみせる!」という到底無理な錯覚のもと暴走を続けた挙句、四捨五入したら40も近いというのに風呂なしアパートの家賃(推定3万円台)が払えずしばらく大家さんから逃亡しなくてはならなかったダメ男や、2月終わりに「新しいバイト探すよ〜」と言ってたくせに5月終わりになってもまだ探してもおらず、2千数百円の健康保険料が払えず「オーディションに行く」とは大嘘で一日を公園でひなたぼっこして過ごしてたような30代半ばのニートもどきに尽くしてしまう・・・他にも楽しいエピソード満載なんですがあんまり書き過ぎてもヤバいので・・・(ハッ、あくまでフィクションですヨ!私のことじゃありませんヨ!)
そんな男に「キュン☆そんなダメっぽいところもキャワユイ☆」なんて決して思ってはならんのです。決して!ダメっぽいのではなくてダ メ な の で す。気が付くの遅いけど。今度は堅実が服着て歩いているような殿方を見つけます。・・・私ちょっと破れかぶれ?捨て身になり過ぎ?


2.将来的に得なことより「今面白い」なものを選んでしまう。
これ(1)とも繋がってますネ。人生にドラマやアドベンチャーを求めちゃいかんのです・・・。「衝動的人生バンザイ!」とか言ってる場合じありません。本文に出てきた「独身男と居酒屋」 or 「既婚男とフグ」の例え、私はまさにのこのシチュエーションにおいてフグを食べに行くような女でした。人生何事も経験だと思ってきました(ま、この考えはきっとこれからも曲げない)。仕事つまんねーと愚痴をこぼしながらきっちり月給もらってるようなサラリーマンより、貧乏でも夢のある男性と一緒に生きていきたいワ*:.。.:*・゜゜・なんて寝ぼけたこと言ってられるのは学生のうちぐらいまでなのです。夢追ってても堅実な努力をしている人ならいいですけど。否、学生だって早くから現実に目覚めている女子は数多くいるはず。まず私はいわゆるサラリーマンの人と付き合ったことがほとんどありません。恋愛にドラマを求め過ぎた結果といえましょう。そこからして間違っている。私はこれまでの自分に喝を入れたい。寝言は寝て言え!


3.「やらないで後悔するくらいなら、やって後悔したほうがいい」という格言を心の拠り所にしている。
ひ、ひ、ヒィィィーーーーーー!!!
言った。言いました。言えば、言う時、言う・・・(もう堪忍して)
馬鹿のひとつ覚えのように言ってましたよこのセリフ。というかバリバリ現役ですよ。ついでに後悔もしまくってますよ。学習しろ!(自分ビンタ)
これ、どんなホラー小説よりもホラーです。事実は小説よりも奇なり。(2)で思わず書いちゃったように「衝動的人生バンザイ!」という言葉が私の生活の背骨になってしまっていることが明らかでしょう。危機管理能力なさ過ぎにも程がありますよね。

…なんだか勢いに任せてリスキーなことを書いてしまった気もするんですが(笑)。書いて精神的リハビリになったところもあります。お目汚しでスミマセン…。