1リットルの涙(第10回)

…むむ……見ていて胸がいたくなる回でしたね。やはり2人の恋には最初から悲しい影がつきまとっていたのだから仕方のない展開なんですが…。こういう辛いシーンが嫌だっていうのが私が難病もののドラマが苦手な理由でもあります。
しかしながら今回の錦戸さんの演技にはやられました。ちょっと前に書いた「ダメ出しバトン」というやつでさんざん書きたい放題書いてしまった私でありましたが、今回は完全敗北。爽やかに「ゴメン、私が悪うございました」って気分です(笑)。手紙を読んで泣くシーンは「ふむ、やはりこうなったか。女優泣きだなぁ」なんて感じでそれほどでもなかったんですけど(泣きの演技は錦戸亮得意技だし)、その後の帰宅してお父さんにセリフを吐くシーン・・・ヤバイ、ヤバイ、ヤバかったです。完敗です。
泣き疲れたのだと一目でわかる憔悴しきった状態で帰宅したところに父親の出迎えというダメ押しに、泣き出しそうでもあるような情けない自分を笑い飛ばしてしまいようなそんなどちらとも取れる表情を浮かべて「あなたの言うことは、いつも正しいです」って…わー!鬼の目に涙というか私もここではさすがにもらい泣きしてしまいました。この一言に亜也に辛い思いをさせていたことへの悲しさとかやるせなさとか、それに気付いてやれなかった自分に対する悔しさや嘲りの思いとかが全て込められていました。さらに、ピクピクする小鼻が今にも溢れ出しそうな感情を必死で抑えているのだなと効果的に伝えていました!ファンの欲目かもしれませんが、すばらしかったです。
次回はいよいよ最終回ですね。また泣かせの展開なんでしょうが楽しみにしております。