神はサイコロを振らない(最終回)

地味に終わったな・・・・・・・・・。


というのが、見終わった時の感想でした(笑)。なんか地味〜に始まって地味〜に終わった感が…。でも、その地味さが良かったのかも。最後ワァーっと取ってつけて盛り上がって終わったら鼻白んだ気がするし。哲也(太郎)消えちゃヤダ!と思って先週から眠れない夜を過ごしていた(嘘)私でしたが、ドラマ的奇跡が起こって最後に402便の乗客が10年後の姿で現れる…とかだったら絶対「うえぇぇぇーーーー」と拒絶反応起こして気持ち悪くなっていたに違いありません。教授がさらっと「402便の残骸は発見されていない」と希望をにおわせたぐらいでよかったと思います。

ヤス子と哲也にはハッピーに最後を迎えて欲しかったので、会長(としのり)が哲也に長崎に行くよう頼んだとき心底「チッ」ととしのりに腹が立ったのですが、としのり泣いてたしまぁ許してやるか…(上目線)。私だったら哲也と一緒に長崎に行ったな絶対。そういう恋愛体質っぽくないところがヤス子の魅力なんだろうか。最後ぐらい抱擁かチューぐらいあんだろ!とワクワクしてたのにそういった肉体交渉的(キャッ☆)なことはまるでなし。哲也が黛家に滞在している間、2人の間にはそういった交わりはちゃんとあったんだろうか?なさそうだな…一回「ホテルに行こう」という哲也の言葉を誤解したヤス子が「準備が…」とかいってドギマギしてたもんな、と真剣に2人の性生活について思いを馳せたりしてしまいました☆☆☆ドラマなのに☆☆☆
まぁ、ヤス子のキャラが「生涯現役・恋はいつでもしていたいの☆」タイプじゃなく、戻ってきた哲也との関係もベタベタ恋愛くさくないところがこのドラマ的には良かったのではないかと。それで周囲の登場人物の友情とか親子関係とか、そういったものが引き立った気がするので。

それにしても今回、菊介(武田真治)よかったな〜。サイトを作っていたことがバレたあたりから特に。哲也との「アニキ」な掛け合いも良かったし。最終回で一番泣けたのは菊と亜紀の2人のお別れシーンでした。私が亜紀だったら絶対思い出作りに昼間っからしけこんだに違いない!・・・すみません、下世話な想像ばっかりで。下世話ついでになんですが、もし哲也とヤス子がセックスして、その時にヤス子が妊娠してしまったとしたらその子供ってどうなるんだろう?10年前の精子だから一緒に消えちゃうのかな?ちゃんと受精してればもう別のものだから大丈夫なのかな?


・・・…またまた妄想がひとり走りしちゃいました☆テヘ☆


と、いろんな空想(妄想)をせずにはいられない私でした。うーん、いいドラマだった。

取って付けたようなこと言ってますが(笑)。10年前の友人達の出現で10年前の自分の姿と現在の自分のギャップを目の前に突きつけられる主人公に感情移入しまくりで見てしまいました。10年っていう月日の重さとか、この10年一体何をしてたんだろう?この10年で得たものは?10年前って今の自分の年ではどうなってると想像してたかな?とか・・・・・・。結局、基本的なことはあまり何も変わってなくてガックリしたり(苦笑)。もしも10年前の自分がSFチックに目の前に現れたときに、ちゃんと胸を張って向き合える自分であるかどうか?・・・難しいですね。今の自分に満足できていないってことなんでしょうね。どこかに甘えや逃げや言い訳があるから。まぁ、そんなマンガやドラマみたいなことは起こらないとは思いますが、ちょっとでも昔の自分が思い描いていた自分になれるように日々精進したい・・・と思う次第です。実行できるかどうかは別として(←ここが逃げ)。