無題

ちょっと落ち着いたので

お風呂から出て来月に計画している旅行のことや、今週末飲みに行くときの服買いたいな〜とかそんな欲にまみれたことを考えていたら突然兄から電話が。我々は普段頻繁に連絡を取り合う兄妹ではないので(メルアドすら知らない)たまに電話があるとどうしても「何事!?」と身構えてしまうのですが…。
「これから言うことは絶対お母さんには言うな」というので「ま、まさか借金の保証人になれとか!?」とビビリまくったんですが、内容は「母が網膜剥離の手術を受けていた」というのです。まったくの初耳。ビックリして心臓がバクバクしてきました。兄は実家からわりと近いところに住んでるので、置いてあるものを取りにたまたま実家に行ったところ母の様子が変だと。「何しに来たの?」とあまり会いたくない様子で、よくよく顔を見るとプラスチックの眼帯のようなものを右目に貼り付けてあるので問いただしたところ手術のことを打ち明けたそうです。
目の調子がおかしいので近くの眼科に行ったら最初「老化でしょう」と目薬を処方されたものの、どうしてもおかしい…と思って別の眼科に見せたら「網膜剥離です。紹介状を書くので手術をすぐに受けて下さい」と言われたそう。最初の眼科の言葉を鵜呑みにして放っておいたら右目は失明したかもしれないそうです…。虫の知らせというか、別の眼科に見せてくれて本当に良かった。うちの母は昔からピンチに強い女。手術も無事に済んで経過も良いので、私や兄には知らせずにいたそうです。兄は口止めをされたそうなんですが、やはり黙ってはいられないということで私に電話をしてくれたのでした。
ビックリしたのとホッとしたので電話しながら涙がガンガン出ました。本当によかった。母がそんなことになっている間私は呑気にエイトコンのことや旅行のこと、男のことなどで頭いっぱいだったのかと思うと申し訳なくて。母も心配かけたくなくて黙ってたんだろうけども…。旅行もやめて実家に帰ったほうがいいのでは?と思ったり、でも突然そんなこと言い出したら兄から聞いたことバレバレだしなぁとも思ったり…。典型的な九州男児の父がさすがに今回はいろいろ母の世話をしているらしく、それはちょっと嬉しいことだなぁと思いました。母は遺産相続絡みで弟(私の叔父ですね、いわゆる)と縁を切っているので、家族はもう私達だけなのです。ほんと、父と兄がついていてくれてよかった。
「まぁ、驚いたけど、大事には至らなくてよかったね」とようやく落ち着いて兄と(たぶん生まれて初めて)腹を割っていろいろ話をしました。自分だって去年やっと結婚したくせに私にも「早く結婚して親を安心させてやれ」とかいいやがって…(笑)ま、それに越したことはないんですけどね!兄は子作り頑張っているそうです。…んなこた聞きたくねぇよー!っていう夜トークまで聞かされてしまったよ!

あー本当にビックリした…。いつまでも親は親のままで元気でいてくれるわけではないんだなぁ…としんみり考えてしまいました。私もしっかりしなくてはなりません…。ちょうど今日の昼間、今年は女性検診受けてみるか〜(マンモグラフィーとか)と思っていたところだったんですが、本気で予約を取ってみようかなと思います・・・。