台北日記（1日目）
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遅い夏期休暇を取りまして台北に旅行に行って参りました。今年は元々どこかに旅行に行きたいな、と思ってまして、最初に候補だったのがロンドンだったんですけどテロがあったりしたためいろいろ考えて台北に。友達と予定が合わなかったり事情が合わなかったりしたのでぷらりひとり旅です。台湾に行くのは実は今回で3回目。1回目は自分自身の出張で、高雄から車で3時間ぐらいのところにある墾丁という南端の町へ。いきなり初めての台湾でひとりで出張行かされたのでビビりましたが…。2回目は当時付き合っていた男性の出張の付き合いで台北へ。しかし彼が日中仕事でグッタリ、夜は外に出る気力もなかったためほとんどの食事をホテルで済ませるという残念な旅だったのでした。かろうじて昼間ひとりでご飯食べに行ったりマッサージ行ったりはしましたが…。というわけで、純粋に旅行っていうのは今回は初めてに等しかったのですね。
朝一番の成田エクスプレスに乗って空港へ。連休中というのもあって余裕をみて2時間前着の便を取っていたのですけどこれが大正解！連休とは若干タイミングをずらしたものの、それでもセキュリティーやイミグレめちゃめちゃ混んでましたもん。まぁ免税で買いたいものも特になかったですが（ランコムのジューシーチューブを買い足したぐらい）実際見てる時間もありませんでした。慌しく機内へ乗り込み3時間弱で台北到着。早いですねー。寝てる暇もありませんねー（寝たけど）。現地時間で12時過ぎ。
着陸前のアナウンスで「現地の気温は35度」…ええっ、35度！？ちょっとビビりました（笑）。まだ残暑ぐらいだろうなーとは覚悟してたけど35度ッスか…。夏仕様の格好で行ってたけど、歩き回ること前提でジーンズ履いて行ってたので脚にジットリまとわりつくんですよね〜。普段スカート派なので余計に暑苦しい…。街で安いスカートあったら買って履き替えようかなと思ったほどでした（結局実行しなかったけど）。ホテルは台北駅の近くだったので、空港から台北駅行きのバスに乗りました。…まったく日本人がいない…（笑）。日本人はツアーのピックアップか、出張なんかだとタクシーで行く人が多いのかもしれないですね。私はハッキリ行ってまーったく中国語が出来ないので、耳から入ってくる言葉は99%理解不可能。それに慣れてくると逆に耳に入る言葉わからない方がストレスなくなってくるんですが（笑）。最初なので少々緊張しつつ、台北郊外から市街地までの風景を眺めつつバスの旅を楽しみますか！なんて思っていましたが………10分もすると爆睡してました（笑）。気がついたら台北駅近くに。緊張感なさすぎですネ……・エヘ。
照りつける日差しの中、台北駅から徒歩でホテルへ。この5分ほどの距離で既にジットリ汗をかきました。湿度もすごいです。でも暑さの質みたいなのが東京とは違う気が。荷物を置いてシャワーで汗を流してちょっと一休み。夕方の約束まで時間があったのでホテルの近くを散策してみることにしました。予備校街もあるので若い者がウロウロしています。小腹が空いていたので食堂に入り、油鶏飯を食べました。油鶏の付け合せについてくるもやしとにらを炒めたみたいなのがやけに美味しかったです（笑）。お腹も満たされて再び散策。すると地元の女子たちがズラーッと並んでいるドリンクバーを発見。食後のお茶も欲しいし、いっちょ私も女子たちに混ざっちゃおーウフ☆なんて列に並んでみました。愛想のいいおねーちゃんが列までオーダーを取りに来るので、柱に貼り付けてあるメニューを指差して、大好物の「珍珠奶茶（黒タピオカ入りミルクティー）」を注文しました。笑顔でコミュニケーションもオゲ！なんて気分よく待ってたら、途中で自分が注文したのがホットだったということが発覚…！慌ててさっきのおねーちゃんを呼んで英語に手振りを交えつつ「ホットで頼んだんだけどアイスに変えて欲しい」旨を伝えるも、おねーちゃんは全く英語が出来ず店の奥からにーちゃんを呼んで来てくれました。が、そのにーちゃんもイマイチ英語が出来ず、次にやって来たのは隣の胡椒餅？かなんか売ってるおにーちゃん（笑）。無事にそのおにーちゃんが通訳してお店の人に伝えてくれたため、冷たいお茶を飲むことが出来たのでした（笑）。ちょっとした大騒ぎで列に並んでるティーン達にも迷惑をかけてしまったかも…ゴメンナサイ。でもホント台湾の人達って親切で、英語で声かけてわからないと「ジャパニーズ？」って聞いて日本語か英語の出来る人をどっかから連れてきてくれたりするんですよね。初めて行った墾丁は田舎だったのでだから人があったかいのかな？と思いましたが、台北の人も変わらず親切でした。眉間に皺寄せて不機嫌そうな顔してるオバチャンにも身振りで質問すると親切に教えてくれるし。
しかしですねー、どうも街を歩いていると中国語で話しかけられることが多くてですね…。旅行者風の人に道を訊かれたり、ニュース●ンの勧誘までされそうになりました（笑）。顔のパーツがどっちかというと派手なので（しょいの感想でも書きましたが兄は池内似なのでまぁ…そんな家系です。私は池内似ではないですが）台湾の人に間違われやすいのかも？それとも緊張感がなさそうな顔で歩いているからでしょうか…。以前バルセロナでスペイン人に間違われた経験があるので、その時ほどの衝撃はありませんでしたが（笑）。
というわけで、無事にゲットしたタピオカ入りミルクティーです。行列が出来ていただけあって美味しかった。この後カフェでも珍珠奶茶飲む機会がありましたが、ここのやつの方がお茶の香りが良くて美味しかったです。
夕方は一度ホテルに戻り、シェリーさんという台北在住の日本人女性と待ち合わせを。サイトを見ていただいて以前何度かメールを下さっていたので、今回ひとり旅を決意してからご挨拶でも…と思いご連絡してみたのでした。お仕事柄もあり、いろんなアドバイスを下さったり毎晩夕食にお付き合いいただいたりなどしてめちゃめちゃお世話になったのです！そんな事情なので当然お会いするのは初めて（笑）。ご挨拶もそこそこに、7時から予約のヘソ燻しエステへ向かいました。シェリーさんにメールで勧めていただいたエステなのですが、最初「回春」という単語が目に入ったためなんというかオヤジ向け赤ひげ薬局的エステ？と勘違いしてたのですね（笑）。よくよく読むと、女性の美肌や体質改善的効果があるというので、旅の醍醐味ということでこのエステを受けてみることに。台湾マッサージはまぁ東京でも受けられるところありますけど、このヘソ燻しは聞いたことありませんし（笑）。何事も経験経験というわけで行って参りました。
問診後（つっても私は全く中国語出来ないので、シェリーさんと急遽呼び出されたらしいシェリーさんのお知り合いの台湾人女性が間に入ってくれた）、個室に移って軽く全身をマッサージ、それから仰向けに寝てヘソを出し、ヘソ部分が丸く繰り抜かれたタオルケットをかけられました。ヘソの中に薬を入れられ（これがまたくすぐったい）蓋（？）を乗せた上にお灸の壷みたいなものを乗せ、天井からリモコンで降りてきた酸素マスクみたいな管をかぶせて90分ヘソを燻すのです。これ、人様にはあまり見せられないかなーり間抜けな姿ですヨ（笑）。こんな姿を会ってまだ1時間も経っていないシェリーさんに見られてしまうなんて…（シェリーさんも受けたのでお互い見ましたけど）。自分の写真を撮り損ねてしまったので（確信犯）、お店のページの写真を見てみてください*1。
施術後はソファーに座って特製のミックスジュースを飲み談笑（私はひとり蚊帳の外ですけどネ）。施術中からワタクシどうも腸が動き出す感触があったので、普段は1日2、3回便通があるということを先生に伝えると「明日、明後日ぐらいはそれが4、5回になるはず」と言われてしまいました（笑）。そんなバカな！と思っていたのですが・・・翌朝エライことに。それについては2日目の日記に書くとします（笑）。私が一番気になっていた「美肌効果」については、やって2、3日はそれほど効果を感じなかったんですね。まぁまぁ調子は良かったけど、旅行の必需品であるゲランのミッドナイトシークレットのおかげかな？ぐらいで。でも施術後一旦キメが粗くなって顔色がくすみ、その後効果が現れると書いてあったのでそんなものかな〜と思っていたら…今朝（土曜日です）起きたらキメが整ってお肌がふっくらもっちり感が出てきました！昨晩寝たのが遅かったのにくすみもゼロ。おおっ、これがヘソ効果か〜〜〜！と感激、古代中国の歴史を感じました（笑）。お値段が安くはないので、私のような小娘にはまだちょっと尚早な気もしましたけどネ。でも備えあれば憂いなし、美容は早め早めに手を打つのが吉でしょう！また「ヤバイ」と思い始めた頃に受けに行きたいです。
その後、夜ご飯ということでシェリーさんにお粥のお店に連れていっていただきました。私の中でお粥っていうと、朝ごはんで最初から具が入っているものを想像していたんですけど、それは香港式なんですって。台湾ではおかゆは夜食に食べるらしい。鍋に入ったシンプルなかぼちゃのお粥に、おかずはズラーッと並んだ大皿の中から「あれ」「これ」とオバチャンに取り分けてもらうのです。このおかず選びが楽しい！
酸っぱ辛いレンコンやピリ辛のチキン、豆腐っぽい？ものと大豆を甘辛くパクチーと炒めたもの、茄子の炒めたものなど。かぼちゃのお粥もお腹に優しい味で美味しかったです。
しょっぱなからそんな感じで盛りだくさんでした。タクシーでホテルに戻りシャワーを浴びてから明日の予定を立てるか…なんて思いつつ、ホテルに備え付けのドライヤーで髪を乾かしていると突然ブスブスッとイヤーな音を立てて停止…ひー！マジでビビりました。しかししばらくするとまた動き始めたので壊してしまったわけではないようです（たぶん・笑）。あんまり酷使しないように軽く乾かすようにしました。夏なので半乾きでも無問題ですしね。ドライヤーがヤワだったりテレビのリモコンが壊れてたりしたんですけど（笑）、値段の割に広いし（私が大阪遠征で使うホテルと同じ値段ぐらいなのに全然広い）ベッドも大きいし作りは古いけど清潔で快適。立地と値段で評判が良かったので決めましたが、ちゃんとお湯が出て清潔なら私は全然平気ですネ。
しかしさすがにドライヤーのショックで疲れがドッと出てしまったため、とりあえず寝ることに。予定は明日の朝立てることにしました（つづく）。
